
今通ってるジムは、時間帯によっては人が多くて順番待ちしないといけない事があるんだよね。
毎月のジム費用とか、交通費を考えたらホームジムの方がコスパがいいような気がするんだけど、デメリットってあるのかな?

確かにホームジムは初期投資はかかるけど、完成したらそれ以上お金はかからないし、順番待ち等のストレスもなくなるから魅力的だよね!
ジムでトレーニングしていると、マシンの待ち時間や会費などから「ホームジムの方がコスパがいいんじゃない?」と思うこともあるでしょうl。
今回は、アパート暮らしで部屋をホームジムにした私がホームジムを設置した体験談をまとめていきたいと思います。
この記事でわかること
- ホームジムのメリット・デメリット
- ホームジムを後悔しないためのポイント
ホームジムのメリット
時間とコストを削減できる

混雑しないから待ち時間がない

ジムに行って萎える事ランキングの第1位は『使いたいマシンを使われていて使えない』こと
ジムなら混雑する事がないので、他の利用者を気にせずに自分のペースでトレーニングできます。
やる気満々でジムに行ったのはいいけど、『使いたいマシンが空いてない』『使いたい重量のダンベルがない』『パワーラックがあいてない』ということがあると、かなりテンションが下がります。
特にケーブルマシンやラットプルダウンなどは人気なので「やっと使える!」と思って近づいていたら、他に待っていた人がいて取られてしまったなんてことも”あるある″だと思います。
ホームジムなら待ち時間や使用時間を気にせずに使用することができ、ジムではできないトレーニング『腕、肩、背中、胸トレを回すようなサーキット』もできます
ジムに通う時間を節約できる
移動する手間がないのは最高!!
ジムに通うための時間や移動の手間がなく、トレーニングを行うのに必要な時間を最大限に活用できます。特に忙しい日常生活の中で、ジムの行き帰りが負担になることがありますが、ホームジムではその心配がありません。
また、天気がいい日は気になりませんが、雨や雪の日など天候が悪い時にトレーニングに行くのはどうしても腰が重くなってしまいます。仕事帰りに傘をさしてトレーニンググッズを持ってジムに行くとなると、荷物も多くなり大変。
ホームジムなら天候なんて関係なし!!やろうと思ったその瞬間にトレーニングする事ができます。
ジム会費の節約
ジム会費や交通費(ガソリン代や交通費)を削減できます。
初期投資は必要ですが、長期的に見るとかなりのコストダウン。
最低限必要なトレーニング器材を揃えるだけでも約20万円で購入できますし、メルカリなどでもたくさん出品されているので中古で揃えればかなり価格を抑えることができます。

ホームジムってどれくらいで元が取れるの?

ちょっと計算してみよう!!
最低限の装備(パワーラックとベンチ台、バーベル)で約20万円
エニタイムに通っている場合、月の会費が約8,000円
8,000円×12ヶ月=96,000円。
96,000円×2年間=1,920,000円なので約2年間のジムの会費でホームジム代になります。

20万だったら約2年で元が取れることになるのかー!
プライバシーと快適さ

周囲の目を気にしなくていい

ホームジムなら周りの目を気にしなくてよくなるよ!!

えっ!?周りの目ってそんなに気になる?
人によっては『周囲の目が気になるからジムに行きたくない』という人もいて、周囲の目がないことは良いこともあります。
具体例
- メイクをする必要がない
- 上半身裸で筋肉の動きを確認しながらダンベルやケーブルトレーニング
- シャウトできる
- 力みすぎてオナラが出ても大丈夫(私はスクワットの時にオナラがよく出ます)
また、周囲の目が気になるという方の多くに『運動してこなかったから恥ずかしい』『太っているから見られたくない』という理由もよく耳にします。

確かにホームジムだったら周囲の目を気にせずに、集中してトレーニングすることができるね!!
自分好みの環境が作れる
自分の好きな音楽をガンガンかけたり、空調を調整したり、機材の配置も自分次第。
トレーニングの環境を自分の好みに合わせて作ることができます。

私が通っているジムではストレッチをするスペースが確保されておらず、空いている場所を利用して邪魔にならないように行う必要があります。
それぞれのジムに「もっとこうだったらいいのにな」という部分がありますが、ホームジムなら全て自分で解決できます。
自由なトレーニング時間

ジムの営業時間に縛られることなく、早朝や深夜など時間に関係なく自分のライフスタイルに合わせてトレーニングを行うことができます。
最近では24時間ジムが増えていますが、朝や仕事が終わってからジムに通うのは大変。
ホームジムなら思い立ったその時にトレーニングが可能で、『隙間時間にちょっとトレーニング』といった超チョコザップ的なやり方もできます。
たった5分でも行えるのでホームジムの方が筋トレを継続しやすいかもしれませんね。
病気等のリスクの軽減

公共のジムでは感染症のリスクもありますが、自宅でトレーニングを行うことでそのリスクを大幅に減少させることができます。
実際に、コロナが感染拡大していた時はジムでの感染を懸念してトレーニングを自粛していた人も多かったと思います。
ホームジムなら人との接触がないため感染のリスクを減少させることができます。

ホームジムで一番良かったのは、コロナが拡大してジムに行くことを自粛していた時も筋トレを継続できていたことですね!
あとインフルエンザが流行っている時も、人と会うのを避けたい人にはいいよね!

家族や友人と一緒にトレーニングできる

ホームジムでは、家族や友人と一緒にトレーニングを楽しむことができます。
家族や友達とトレーニングしたいと思っても、まずはジムの会員になる必要があるためハードルが高い。
ジムで一緒にトレーニングする場合も器材を独占できないので、時間を気にしないといけないなどの制限があります。
その点ホームジムならいつでも一緒にトレーニングを行うことができるので時間や金額を気にする必要がありません。
友達や家族が家で筋トレを教えてくれるなら、筋トレ初心者の方も安心して始められるのもポイント!!

私がホームジムを作ろうと思ったきっかけは、家族でトレーニングを始めようと思った事でした!
トレーニングの種類と柔軟性

ホームジムでは、好きなトレーニングメニューを自由に組み合わせることができます。
ジムあるある
『ベンチプレスを最初にやりたいけど、ベンチ台が空かないからダンベルベンチをやる』
個人的に1番嫌いなやつ。私はBIG3をはじめにやりたいのでベンチ台が空くまで待つか、一度家に帰りますが‥
話がそれましたが、ホームジムなら混雑状況や時間に合わせてトレーニングを変更する必要がなありません。
また、複数のダンベルを使用したサーキットトレーニングなどもできるので、より筋肉にフォーカスしたトレーニングが可能となります。
ホームジムのデメリット
トレーニング用品が部屋を圧迫する


私は賃貸の一部屋をホームジムにしていた時の写真。
家の間取りは3DKで、一室がトレーニング器具で埋まってました。
ウェイトトレーニングを行う場合や、有酸素運動用の器具(トレッドミルやエアロバイク)を置くためには、ある程度の広さが必要です。(ガレージとかだったら最高でしょうね!!)
トレーニングスペースは、器材の種類や数にもよりますが6畳くらいあるといいかと思います。
ホームジムを作ると部屋が圧迫される事に加え、模様替えが難しくなります。
器材がデカく重いので怪我をする危険があり、ケーブルマシンは分解する事もできますが、一度定位置に置くと簡単に動かせるものではありません。
ベンチプレス台
ラットプルダウン

今の家はリビングにしか器具を置くスペースが無く、8畳の部屋のうち3畳分くらいがトレーニング器具で埋まってしまっていました(^^;;
設備の初期費用が高い

ホームジムを作るには、トレーニング機器や器具を購入する必要があります。
ダンベルやバーベル、ベンチ、パワーラック、トレッドミルなど、必要なものを揃えると最初の投資が高額になることがあります。
私が家に設置していた物の一覧
- スクワットラック:ボディメーカー 17,000円
- ベンチ台:(リサイクルショップで購入) 5000円
- チンニング台:ノーブランド 10,000円
- ケーブルマシン:アイロンテック 43,000円
- ダンベル等:アイロンテック (メルカリで購入) 20,000円
- ランニングマシン:23,000円
ホームジムにかかった合計金額は約12万円くらい。
スクワットラック
マルチホームジム
ルームランナー

床が壊れる可能性が・・・

賃貸アパートの床を破壊しました。
スクワット後にバーをラックに戻したんですが、フックに上手くかかっておらず、ラックが横に倒れてバーが床に突き刺さったんです…

床がえぐれて、アパートの床の修理することに‥

費用は3万円…
破損箇所は床だけでした。子供が怪我をせずに本当によかったと思っています。
この時に使用していたラックは固定式ではないタイプのスクワットラック。
メリット
- 2万円以下で購入できる
- 軽いので持ち運びができる
- 場所を取らない
デメリット
- フックが小さくバーがかけにくい
- 固定されていないので倒れる可能性がある
- セーフティーがない
ホームジムを作りたいという方は安全面も考慮して、初めからパワーラックの購入を検討された方がいいと思います。
パワーラックは場所を取りすぎて無理だという人は『ジムマット』を導入しましょう。
モチベーションの維持が難しい

ホームジムでトレーニングを行う場合、モチベーションを維持することが難しいかもしれません。
ホームジムでモチベーションが上がらない理由
- 設備が中途半端
- ジムに行く事で気持ちを切り替えられていた
- 外部からの刺激がない
設備が中途半端
設備が中途半端だとモチベーションが下がります。
私のトレーニングは高重量のBIG3が基本なので、以下の4つは妥協できません。
- バーベルプレート:200kg
- 本格的なパワーラック
- オリンピックバー
- デッドリフトのプラットフォーム(緩衝材)
私が揃えていた設備では満足できるトレーニングができなかったため、モチベーションを維持することができませんでした。
オリンピックバー
デッドリフトプラットフォーム
気持ちを切り替えられない
『場所を変える事で気持ちを切り替えている事に、ホームジムでトレーニングを始めて気がつきました』
ジムに行くことのメリットは、トレーニングのモチベーションが下がっている時でもジムに到着するころには気持ちを切り替えてトレーニングする事ができることです。
ホームジムはいつでもトレーニングできますが、気持ちを切り替えてトレーニングする事は難しいかもしれません。

ガレージや離れなどにトレーニング部屋を作るならまた違うかもしれません。
私の場合は『リビングの一部』や『アパートの一室』をトレーニング室にしていたので気持ちを切り替えるとが難しかったのかもしれません。
外部からの刺激がない
筋トレは自分との戦いですが、ジムで外部からの刺激を受ける事はモチベーションを向上させるために有効です。
ジムでかっこいい人を見て「自分も頑張ろうと思ったり」「負けられない」と自分を奮い立たせたり、人と比較して自分の方が強い、弱いというのもモチベーションを維持するための一つの要因となります。
トレーニングの質が低くなる可能性がある

ジムには専門的なトレーナーや、さまざまなトレーニング器具が整っているため、より効果的なトレーニングができます。
しかし、ホームジムでは自分一人でトレーニングを行うため、フォームが正しいかどうかを確認したり、効果的なトレーニングメニューを組んだりするのが難しいことがあります。

筋トレの基礎ができてる人はいいけど、初心者だと正しいフォームでトレーングするのは難しいからね。
家族や他の住人へ迷惑が掛かる場合がある
ホームジムでトレーニングする場合、家族や住人に迷惑をかけてはいけません。
トレーニング中はどうしても物音が出るので、周囲の迷惑にならない時間でトレーニングする必要があります。
音や振動を気にせずにトレーニングしたい場合は、専用のスペースや緩衝材などをしっかりと準備する必要があるでしょう。
ホームジムを後悔しないようにするために大切な2つの事
ホームジムを後悔しないようにするために必要なことは
中途半端にしないこと
中途半端にしてはいけない2つの事
- 部屋の一部をジム化するのではなく、トレーニング専用の場所を確保する
- 本格的な器材を揃える
部屋の一部をジム化するのではなく、トレーニング専用の場所を確保する

部屋の一部をジム化するのはやめたほうがいい
やるならトレーニング専用の場所を作ろう

うそーん!!
なんで?!

理由は2つ
1 設置と片付けがめんどくさい
2 気持ちが切り替えられない
詳しく説明していくね!
設置と片付けがめんどくさい
部屋を有効活用しようとして部屋の一部をトレーニングスペースにしようと考えた場合、毎回設置と片付けの必要があります。
トレーニングのたびに『部屋を片付けて、ウエイトを準備しトレーニング、終わったら片付けて部屋の復旧』なんて想像しただけでめんどくさい。
そのうちホコリかぶっていくのがオチです。
気持ちが切り替えられない
トレーニングのために場所を変えるのは、継続のためにとても大切。
『テレビ見ながら腹筋』など〇〇しながら筋トレ系で継続できているものはありますか?
〇〇しながら筋トレ系のアイテムは、気持ちを切り替えられないことが継続できない根底になっていると思います。
気持ちを切り替えることは大切なのです。
本格的な器材を揃える
ホームジムを作るにあたって後悔しないためにやること、『その2』は本格的な器材を揃えること。
器材はやる気に直結します(本格的といっても「〇〇のブランドじゃないとダメ!」とかではありません。)
あったほうがいいホームジムリスト
- ボックス型のパワーラック
- シャフト(オリンピックバー)
- デッドリフト用のプラットフォーム
- バーベルプレート
- プレートラック
- トレーニングベンチ
- 可変式ダンベル
- ジムマット
ボックス型のパワーラック
ホームジムに欠かせないのは『パワーラック』で、ボックス型がオススメ。
チンニングやケーブルトレーニングもできるし、何よりもスクワットをするときの安心感があり、集中してトレーニングに取り組むことができます。
オリンピックバー
バーはオリンピックバーがいいです。
太さも長さもジムで使っているものと同じ方が断然使いやすいし、やる気が出ます。

系が28㎜の物を使用していましたが、細すぎて使いにくかったです。
買い換えることになるので、はじめから50㎜を購入することをオススメします。
デッドリフトプラットフォーム
BIG3をトレーニングに組み込んでいるなら、デッドリフトのプラットフォームは必要です。
パワーラックのセーフティを使う方法もありますが、音や床の耐久性を気にする必要があり、ゆっくり下ろすとなると怪我のリスクが上がります。
トレーニングに集中するためにもプラットホームは取り入れるべき。
バーベルプレート

個人的な目安はデッドリフトで使用できる重量200キロ揃えたい
プレートラック
なくてもいいけど、あると便利なプレートラック。
トレーニングベンチ
ベンチプレスはパワーラックの中で行うことができるので専用のベンチ台は必要なし。
リクライニング式のトレーニングベンチの場合、インクラインベンチや肩トレもできるのでベンチはリクライニング式にしましょう。
可変式ダンベル
ダンベルは可変式がオススメ。
ネジを回すだけで重量を変更できるので、スペースの省エネ化も可能

ネジ式のダンベルは重量を変える時にダルいので、高いですが可変式のダンベルを買った方が買い換える必要がなくなります。
ジムマット

床が傷ついたり、最悪の場合は床に穴が開くのでマットは必須です。
まとめ
今回はホームジムのメリット・デメリットについてまとめてみました。
- ホームジムは向き不向きがある
- 最終的にコスパが良くなる
- 6畳くらいの場所がとれるのが理想
- 移動と待ち時間がないのは最高
自分一人で淡々とトレーニングできる人、トレーニング場所が確保できる人にはピッタリだと思います。
ガレージにジムを作っている方もいるので生活圏と切り離す事ができれば最高!
自分の生活スタイルやトレーニングの目標に合わせて、メリット・デメリットをよく考慮した上で、ホームジムを設置するかどうかを決めましょう!