車を手放すことで得られるライフスタイルの変化

車の維持費って本当に高いよなー。車がないと節約になるだろうけど、車がない生活なんて考えられない…

こんなふうに思った事はありませんか?

私は「節約に関する動画を聞きながらウォーキングする事が好き」という根暗な趣味があるんですが、『節約で1番効果がある事は固定費を削減すること』なんだそうです。

変動費(電気をこまめに消す、エアコンをなるべく使わない、節水)などを節約するよりも、固定費(住居費、サブスク、医療保険)など毎月決まって出る支出を見直すことが大きな成果を生むらしい。

確かに固定費って年間にすると、何万円〜何十万円という大きな金額になります。

我が家でも安い家に住む、保険の見直し等は行いましたが、車を手放すという勇気はなくなかなか決断できませんでした。しかし、先日車を手放し『車がない生活』がスタートしました!!

車がない生活とはどのようなものなのでしょうか?

私の生活がどのように変化したのかまとめていきたいと思います。

この記事でわかること

  • 私が車を手放そうと思った理由
  • 車を手放すメリット
  • 車を手放すデメリットと対策

車を手放した私の生活環境

まず初めに車を手放した私の生活環境を説明しておきますと、住居は熊本県の地方で生活しています。

1キロ圏内にスーパー、コンビニ、バス停、電車の駅、個人病院があり、歩いて買い物はできるけど、電車の駅までは1キロ歩く必要があるので車がない生活は不便で移動のメインは車です。

家族構成は子供が5人で、年齢は18歳、16歳、13歳、11歳、9歳なので家族の人数、年齢を考えると車を手放す事は普通では考えられない環境だと思います。

それでも、車を手放そうと思った理由

車に頼ってしまう

私がそうだったんですが、地方で生活していると『歩く』という選択肢がなくなってきます。私の実家は近くのコンビニまで1㎞、スーパーまで4㎞あるのでちょっとコンビニまで行くとなると車が必要になります。

そんな環境なので18歳になると車の免許をとって、一人一台車を所有することが「普通」だったのです。

そんな私の意識を変えたのは東京への転勤。

東京へ転勤といっても車を持っている家庭がほとんどで、車で買い物や出かけたりすることが多く、車を所有する事は普通の事。車を使う事が普通である一方で、「東京の人はよく歩く」ということにも驚かされました。

確かに、駐車場代が高い、車が混雑している、電車の便利がいいなどの理由があるとは思いますが、地方で生活していたら車で移動する距離も歩く人が多く、日常生活で『歩く』という選択肢を強く意識させられました。

東京から熊本に戻って感じるようになった事は、『熊本では歩いて行ける距離でも車で移動する人が多い』ということ

(私の家族は500mくらいの距離でも車を使います。)

車で買い物に行くことが当たり前すぎて忘れてしまっているかもしれませんが、歩いて買い物に行くと気持ちがいいです!!

自分の好きなバックパックを背負って歩いて買い物に行くと、持てる荷物が制限されるので余計な物も買わないし、運動にもなります。

また毎日通っている道路も歩いてみると知らないお店を発見できたりして楽しいものです。

節約のため

私たちの『普通の生活』では、社会人になったらローンを組んで車を購入することが常識のように思われています。私も仕事を始めたら車を持つことが当たり前だったので何の疑問も持ったことがなかったのですが、車を1台所有すると一生でいくらかかるか知っていますか?

なんと、車1台にかかる生涯コストは約3,000万円〜5,000万円だそうです。

個人的には飛び上がる位驚きました!!

3,000万円あったら家が一軒建ちます。投資にまわして5%で運用したら月に15万円の不労所得を得る事ができるので、サイドFIREも視野に入れる事ができます。

5000万円あったら年間250万円で月に20万円

夢がありますよね。

生活を豊かにしてくれる車ですが、車を手放すことができたら経済的な自由へのチケットを手にできる可能性が広がります。

楽しめない

最近「車に乗っている時間って、ただ時間を消費しているだけなんじゃないか?」という感覚が強く車にのっている時間を楽しめなくなってきました。

このように感じるようになった理由は2つ

 子供と出かけても移動中は後部座席で携帯をいじってたり、DVDを見たりしているので会話もなく、何回も同じ道を通っているのに全然道を覚えていない。

2 車での移動中は本を読んだり、勉強をしたりと他の事を行なう事が難しい。

この2つを解決する方法は、近くの交通機関を使うという選択です。

車中心の生活を送っていると『近くにバス停があるのに、そのバスがどこに行くのか知らない』ということがよくあるので、「このバスはこんな所に行くんだ!」等といった様々な発見があります。

また、バスや電車を利用する場合は自分で目的地、乗り換え、バスの停留所の場所、時間、降りる所など様々な事を意識しないといけないので子供達にとっても物事を考える良い経験になります。

車を手放してよかったこと

固定費の節約になった

我が家の車の維持費(日産 セレナ)

支払金額
(年間)
必須支払頻度
自動車税45,000円年間
車検費用約68,000円2年
(新車は3年)
自賠責保険料約17,650円2年
(新車は3年)
任意保険料約40,000円年間
(契約更新は毎年の場合が多い)
メンテナンス費用約10,000円年間
ガソリン代約25,000円毎月
駐車料金約3,000円毎月
年間合計約516,000円
月平均約43,000円

メリットとして一番大きいのが、やはり『節約の効果』です。

年式の古いセレナを1台所有している我が家の維持費は、毎月約4万円。維持費には車体価格を含めていないので、ローンがある場合5〜6万円くらいかかるでしょう。

毎月4万円を年利5%で20年間運用したら1,644万円にもなります。

車を購入する時って、車の車体価格は気にしますが、維持するのにどれくらいかかるかってあんまり気にしなくないですか?私は今まで車の維持コストについて考えた事がなかったので金額の大きさに驚きました!

「車を手放したら毎月4万円の副業収入!」と思えば、いけそうな気がしないでしょうか?

運動の機会が増えた

車を手放したことで運動する頻度が増えました。

以前は運動するための時間は自分で捻出する必要がありましたが、買い物や出かけるために公共交通機関を利用する際など生活する事が運動になりとても気持ちがいい生活を送れるようになりました。

我が家では子供の運動不足問題が深刻でしたが、子供の運動不足解消にも効果的!!

心にゆとりができた

車を手放す意外な効果として、心にゆとりができました

車を所有していた時は『やらなきゃいけない』と感じていた事が多かった気がします。

・休日どこかに行かなきゃいけない

・親戚の家に顔を出さなきゃいけない

車を手放すことで、プレッシャーに感じていた事も手放す事ができました。

車を手放したデメリットと対策

雨の日などの悪天候時の移動が大変

冬は寒く、夏は暑い、雨の日は濡れるし、天候が悪い時の移動はめちゃくちゃ不便です。

買い物に行く時はタイミングを見て行かないといけないし、移動の時は傘やカッパなどが必要不可欠。

とここまでが一般論なんですが、私たちは学生の時は天候が悪くても車を使わずに普通に生活してましたよね?確かに車があったほうが便利だけど、ないならないでどうにかできそう。

防水のバックパック、自分の好きなデザインのカッパ、長靴を準備したら少し雨の日の移動が楽しくなります。環境を楽しむのは自分次第なんですね。

大きい荷物が運べない

車がないと大きい荷物を購入して運ぶ事ができなくなります。「その場で買えない!」なんてことも増えるでしょう。

大きい荷物を購入の時はネットや郵送を使う必要が出てくるので、手数料が必要な場合もありますが、車の維持費に比べたら断然安上がりです。

その場で買えないメリットとして、『本当に必要かどうかの見極めるためのクールダウンの期間』が取れる事はすぐに購入しないメリットになると思います。

まとめ

地方に住んでいて、一般的には車が必要と言われる世帯の我が家ですが、車がなくても快適に生活できます。

多少の不便は感じますが、その分の見返りが大きいので今後車を所有する事はないと思います。車があることが当たり前になっている方は新しい世界のドアを開いてみませんか?

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