
車の維持費って本当に高いよなー。
車がないと節約になるだろうけど、車がない生活なんて考えられない…
でもちょっと気になる。
こんなふうに思った事はありませんか?
社会人になり車の免許を取って移動手段が車になった人は、車での移動が当たり前になりすぎて車なしの生活なんて想像できないかもしれません。
私の中の常識も18歳になれば車の免許を取り、1人1台車を所有することが『当たり前』の環境で育ったため、学校を卒業して車をローンで購入することも『常識』でした。
結婚して家族が増えた後も夫婦で車1台しか所有していませんでしたが、その時は「うちって夫婦で車1台しか持ってないとか本当によくやってるよな!!」と自信満々。
こんな状態から車を手放すのは不安だと思います。
実際に車を手放した生活の変化はどうだったのか?メリット・デメリットは?
私の生活がどのように変化したのかまとめていきたいと思います。
この記事でわかること
- 車を手放した私の生活環境
- 車を手放そうと思った理由
- 車を手放して良かったこと
- 車を手放したデメリットと対策
- マイカーと比較!レンタカー・カーシェア・サブスクの活用法
- 車がない生活が実現できる都市・地区ランキングと条件
- 【タイプ別】車を持たない生活に向いている人の特徴と事例
目次
車を手放した私の生活環境

まず初めに車を手放した私の生活環境と家族構成を紹介します。
家族は妻と子供5人で生活してます。
年齢は18歳、16歳、13歳、11歳、9歳なので家族の人数、年齢を考えると車を手放す事は普通では考えられない環境だと思います。
住居は熊本県ですが、そこまで田舎ではなくインフラも整っています(もちろん東京に比べると田舎であることは間違いない)
1キロ圏内にスーパー、コンビニ、バス停、電車の駅、個人病院があり、歩いて買い物ができる。最寄りの駅までは1キロ歩く必要があり、基本的に周囲に住んでいる人も1人1台か、家族で1台車を所有している。
車がない生活は不便で移動のメインは車って感じ。
車を手放そうと思った理由

最近では、都市部だけでなく車を持たない生活を選ぶ人が増えています。
その背景には、交通インフラの発達や、カーシェア・レンタカーなど新しい移動手段の普及、そして何よりも物価が上がりすぎて家計管理が大変すぎるということもあります。
また、若い世代を中心に「所有」よりも「利用」や「体験」を重視する価値観が広がっていることも大きな要因です。
車を持つことが必ずしもステータスではなくなり、必要なときだけ車を使うという柔軟なライフスタイルが支持されるようになっています。
車に頼ってしまう
車社会で生活していると『歩く』という選択肢がなくなってきます。
私の実家は近くのコンビニまで1㎞、スーパーまで4㎞あるので、ちょっとコンビニまで行くとなると車が必要になります。(この「必要になる」という考え方が、選択肢を奪ってる気がして嫌になる)
そんな環境で育ったので18歳になると車の免許をとると、一人一台車を所有しどこに行くにも車で出かけるようになる。(免許をとる前は自転車で出かけるのが当たり前だったのに)
そんな私の意識を変えたのは東京への転勤。
東京へ転勤といっても周囲では車を持っている家庭がほとんどで、買い物や出かけるときも車の利用率が多く、車を所有する事は普通の事。
車の所有率がそんなに変わらない一方で、「東京の人はよく歩く」ということに気づきました。
確かに、駐車場代が高い、車が混雑している、電車の便利がいいなどの理由があるとは思いますが、地方で生活していたら車で移動する距離でも東京では歩く事を選択する人が多く、『歩く』ことを考えるようになりました。
東京から熊本に戻って感じるようになった事は、『熊本では歩いて行ける距離でも車で移動する人が多い』ということ。
(私の家族は500mくらいの距離でも車を使う。)
車で買い物に行くことが当たり前すぎて忘れてしまっているかもしれませんが、買い物には歩いて行ってもいいんですよ?
車が便利すぎて逆に不便になっている気がするんです。
節約のため
私たちの『普通の生活』では、社会人になったらローンを組んで車を購入することが常識のように思われています。
以前までの私は、車にかかるお金を『人間が歳をとる事』位に当たり前のコストだと思っていたので、何の疑問も持ったことがなかったのですが、車を1台所有すると一生でいくらかかるか知っていますか?
なんと、車1台にかかる生涯コストは約3,000万円〜5,000万円だそう
びっくりしすぎて、目玉が飛び出しましたよ
だって、3,000万円あったら家が一軒建ちますよ。3000万円を投資にまわして5%で運用したら月に15万円の不労所得を得る事ができるので、サイドFIREできますよ。シャカリキになって仕事しなくて良くなる金額ですよ
5000万円あったら年間250万円で月に20万円っすよ
みんなよりちょっといい車が欲しい、みんなが乗っているから、車を持つのが普通だからという理由で車を持っている人もたくさんいると思う。
でも、移動手段を変えるだけで、仕事やめられる可能性があるなら車いらなくない?
最近そう思うようになった
楽しめない
「車に乗っている時間って、ただ時間を消費しているだけなんじゃないか?」という感覚が強くなってきた
このように感じるようになった理由は2つ
これは我が家の子供たちに関する所ですが驚いたことがあります。それは、何度も通ったことがある道を「初めて通った」と言うこと。
これは移動中に常に携帯をいじってるから他の所に注意を払う必要がなく、車の中で見えているのは自分の手元だけ。
特に道を覚えてほしいわけでもないし、景色を楽しめとか言うつもりはないけど、この状態が続くのは子供のためにならないし、楽しめない
バスや電車等の公共交通機関を使うと、自分の乗る場所や降りる場所、現在の自分の場所を考える必要があるから積極的に使っていきたい

バス・電車を使うようになったから子供達だけで親戚の家に行けるようになったよ。
最初は不安そうだったけど、かなり自信がついてきたみたい!
車での移動中は読書、勉強等のやりたい事ができなくなる
運転中は運転に集中しないといけないし、助手席にいても本を読むと酔ってしまう。
車に乗っている時って時間を自由に使えないのがストレス

バスは酔ってしまうけど、電車だったらゆっくり本も読めるから好きだなー
車を手放してよかったこと

固定費の節約になった
我が家の車の維持費(日産 セレナ)
支払金額 (年間) | 必須 | 支払頻度 | |
---|---|---|---|
自動車税 | 45,000円 | ◯ | 年間 |
車検費用 | 約68,000円 | ◯ | 2年 (新車は3年) |
自賠責保険料 | 約17,650円 | ◯ | 2年 (新車は3年) |
任意保険料 | 約40,000円 | 年間 (契約更新は毎年の場合が多い) | |
メンテナンス費用 | 約10,000円 | 年間 | |
ガソリン代 | 約25,000円 | 毎月 | |
駐車料金 | 約3,000円 | 毎月 | |
年間合計 | 約516,000円 | ||
月平均 | 約43,000円 |
メリットとして一番大きいのが、やはり『節約の効果』
年式の古いセレナを1台所有していた我が家の維持費は、毎月約4万円(たけー)
維持費には車体価格を含めていないので、ローンがある場合5〜6万円くらいかかるでしょう。
もしもNISAで毎月4万円を年利5%で20年間運用した場合、なんと『1,644万円!!』
車を購入する時って、車の車体価格は気にしますが、維持するのにどれくらいかかるかってあんまり気にしなくないですか?
今まで車の維持コストについて考えた事がなかったから金額の大きさびっくりしたよー

「車を手放したら毎月4万円の副業収入!」と思えば、楽しそうじゃない?
運動の機会が増えた
車を手放したことで、歩く機会や自転車を使うがかなり増えました!!
まぁ当たり前ですけどね。
でも最強の移動手段を減らしたことは大きい。
以前は運動のための時間を確保する必要があったけど、買い物などの日常生活が運動になるから少しづつ運動量も増えていってる。
軽い運動は気分転換になるし、ストレス発散にもってこい!

我が家では自転車なんて使わなすぎて錆びついていたけど、車を手放してからは自転車が移動の第1軍になりました。
自転車楽しい〜
自由になった
『自由になった』
車を手放した最大の効果がこれかもしれない
車を所有していた時は『やらないといけない』と感じていた事が多かった気がする
・休日どこかに行かなきゃいけない
・親戚の家に顔を出さなきゃいけない
・メンテナンスしないといけない
これらのやらないといけないことからの解放。
車関連の出費がなくなって、金銭的に余裕が出てきたし、生活全体がシンプルになったと感じる。

車を手放すことで、プレッシャーに感じていた事も手放す事ができた。
もう一生車なしの生活でいい。
子供との時間が増えた
車を手放して子供との時間が増えたと思う
車を手放す前と後で、一緒にいる時間は同じなんだけど、一緒にやることが増えた
自転車でみんなで出かけたり、バイクでツーリング、歩いて近くの団子屋さんに行く、みんなで図書館。大したことをやってないけど、近くで楽めるようになった。
車を持ってた時は「もっと楽しまないと!」という思いがあって、遠出したのはいいけど移動時間だけが長くて一緒に遊んでる時間は短かったと思う。
「遠出して楽しむ」っていうのは、たまにでいいかなと感じる今日この頃。
車を手放したデメリットと対策

雨の日などの悪天候時の移動が大変
冬は寒く、夏は暑い、雨の日は濡れるし、天候が悪い時の移動はめちゃくちゃ不便
買い物に行く時はタイミングを見て行かないといけないし、移動の時は傘やカッパなどが必要不可欠。
最近はネットスーパーや宅配サービス、カーシェアが普及してるから、多くの不便は解消可能。また、公共交通機関や自転車、タクシーを上手に組み合わせることで、日常生活の大半は十分にカバーできます。
・ネットスーパーや宅配サービスの活用
・カーシェア・レンタカーの利用
・自転車や電動キックボードの導入
・公共交通機関の時刻表アプリ活用

防水のバックパック、自分の好きなデザインのカッパ、長靴を準備したら少し雨の日の移動が楽しくなります。
雨を楽しもう!!
大きい荷物が運べない
車がないと大きい荷物を購入して運ぶ事ができなくなります。
買い物に行っても「その場で買えない!」なんてことも増えます。
大きなものが必要な時はネットで購入、レンタカーを借りましょう。
でも、そもそも大きな物って衝動的に買う物でもないし、その場で買わないから本当に必要かどうかの見極めるための「クールダウンの期間」を設定できる
大き荷物運べない問題は、そんなに問題になりませんでした。
緊急時や子育て、介護
車がない生活では、緊急時や子育て、介護の場面で不安を感じることもあります。
特に急な病院への移動や、子どもの送り迎え、高齢者の通院などは車が便利。
タクシー配車アプリや地域の送迎サービス、ファミリー向けカーシェアなどを活用することで、多くのケースで対応可能。
また、自治体によっては高齢者や子育て世帯向けの移動支援サービスも充実しているため、事前に情報を集めておくと安心です。
・タクシー配車アプリの活用
・地域の送迎・移動支援サービス
・ファミリー向けカーシェア
・自治体のサポート制度を調べる
マイカーと比較!レンタカー・カーシェア・サブスクの活用法

最近では車を持たなくても、必要なときだけ車を利用できるサービスが充実しています。
レンタカーやカーシェア、車のサブスクを上手く活用すれば、マイカーのような利便性を維持しつつ、維持費や手間を大幅に削減可能
でもそんなサービスがあってもよくわからないのが本音。
・旅行・引っ越し:レンタカー 短期利用・種類豊富 1日5,000円~
・買い物・送迎:カーシェア 24時間利用可・短時間OK 15分200円~
・長期利用・家庭用:サブスク 月額定額・新車も選べる 月3万円~

こういうサービスって一回使ってみるまでのハードルが高いもの。
レンタカーやカーシェアって、使ってみると意外と簡単!!
とりあえず一度試してみて!
車がない生活が実現できる都市・地区ランキングと条件

車なしで便利に暮らせる都市一覧(首都圏・名古屋・地方都市等)
車がなくても快適に暮らせる都市は、公共交通機関が発達しているエリアが中心
首都圏(東京・横浜・川崎・さいたま)、名古屋、大阪、京都、福岡などの大都市はもちろん、札幌や仙台、広島などの地方中核都市も車なし生活に向いています。
これらの都市では、電車やバス、地下鉄が充実しており、日常の移動に困ることはほとんどありません。
また、駅近の物件も豊富で、徒歩や自転車での生活も快適。
・東京・横浜・川崎・さいたま
・名古屋・大阪・京都・福岡
・札幌・仙台・広島
・駅近・中心部のエリア
徒歩圏内・公共交通機関の発達度で見るおすすめ地区
徒歩圏内にスーパーや病院、学校、役所など生活に必要な施設が揃っている地区は、車なし生活に最適。
また、電車やバスの本数が多く、深夜まで運行しているエリアもオススメ!
駅から徒歩10分以内の物件や、バス停が近い場所を選ぶことで、日常の移動が格段に楽になります。
・駅・バス停から徒歩10分以内
・スーパー・病院・学校が近い
・公共交通機関の本数が多い
・深夜運行やシェアサイクルの有無
地方・田舎でも車なしで生活できるケースと条件
地方や田舎でも、駅近や中心市街地、大学周辺などは車なし生活がしやすい
地域によっては、コミュニティバスやデマンドタクシー、シェアサイクルなど地域独自の交通サービスが充実してきているところも増えているので車なし生活の後押しになっています。
生活圏がコンパクトにまとまっている町や、徒歩・自転車での移動がしやすい地形も重要!
・駅近・中心市街地
・大学や病院周辺
・コミュニティバス・デマンドタクシーの有無
・生活圏がコンパクトな町
賃貸物件や駐車場事情から考える街選びのポイント
車を持たない生活を前提に街を選ぶ場合、賃貸物件の立地や周辺環境が重要
駅やバス停から近い物件、スーパーや病院が徒歩圏内にあるかを確認しましょう。
また、駐車場代が高いエリアでは、車を持たないことで家賃や生活費を抑えられるメリットもあります。
・駅・バス停近くの物件
・スーパー・病院・学校が徒歩圏内
・駐車場代の有無・相場
・交通インフラの充実度
【タイプ別】車を持たない生活に向いている人の特徴と事例

一人暮らし・女性・高齢者・子育て家庭の場合
車を持たない生活は、ライフスタイルや家族構成によって向き・不向きがあります。
一人暮らしや都市部に住む女性は、公共交通機関やシェアサービスを活用しやすく、車なし生活にピッタリ!
高齢者の場合も、駅近やバス停近くの住まいを選ぶことで可能になるでしょう。
子育て家庭は、保育園や学校、スーパーが徒歩圏内にあるエリアを選ぶことで、車がなくても快適に暮らせます。
・一人暮らし:都市部・駅近で公共交通機関を活用
・女性:治安や夜道の安全も考慮
・高齢者:バリアフリーや移動支援サービスの有無
・子育て家庭:保育園・学校・スーパーが近い

子育て家庭の場は、習い事の送迎の有無で車を手放せるかどうかが決まるかも。
2人以上同時に送迎が必要な時は大変だからね。
ミニマリストやサステナビリティ志向の暮らし
ミニマリストやサステナビリティを重視する人にとって、車を持たない生活は理想的な選択肢。
所有物を減らし、必要なときだけサービスを利用することで、無駄な出費や環境負荷を抑えられます。
また、移動手段を見直すことで、日々の生活がよりシンプルで豊かになります。
環境意識の高い人や、持たない暮らしを目指す人には特におすすめ
・所有物を減らしたい人
・環境負荷を減らしたい人
・シンプルな生活を目指す人
・必要なときだけ車を使いたい人

ミニマリストじゃなくても、車という所有物がなくなると気持ちが楽になるから気持ちはスッキリするよ。
車を持たない生活を成功させるコツと選択肢

交通機関・カーシェア・レンタカー・タクシーの有効活用術
車を持たない生活を快適に送るためには、さまざまな移動手段を上手に使い分けることが大切
日常の通勤や通学には電車やバス、ちょっとした買い物や送迎にはカーシェアやレンタカー、急な用事や悪天候時にはタクシーを活用しましょう。
スマホアプリを使えば、予約や支払いも簡単
自分のライフスタイルに合った移動手段を選ぶことで、ストレスなく車なし生活を楽しめます。
・電車・バスの定期券やICカードを活用
・カーシェア・レンタカーの会員登録
・タクシー配車アプリの利用
・移動手段の組み合わせを工夫
買い物・送迎・緊急時を乗り切る方法
車がなくても、買い物や送迎、緊急時の移動は工夫次第で十分対応可能
重い荷物はネットスーパーや宅配サービスを利用し、子どもの送迎や急な用事にはカーシェアやタクシーを活用する。
また、近所の人と協力したり、地域の移動支援サービスを利用するのも有効です
事前に利用できるサービスを調べておくことで、いざという時も安心
・ネットスーパー・宅配サービスの利用
・カーシェア・タクシーの活用
・地域の移動支援サービス
・近所の人との協力

我が家ではバイクをフル活用しています。
多少遠くても、雨が降っても、荷物が多くてもバイク!
バイクって応用力高いですよー
荷物・移動手段・時間管理の工夫例
車がない生活では、荷物の持ち運びや移動の計画が重要
キャリーカートやリュックを使う、買い物の頻度を減らす、移動時間を事前に調べておくなど、ちょっとした工夫で快適さが大きく変わります。
また、移動中にできる作業や趣味を見つけることで、時間を有効活用できます。
自分に合ったスタイルを見つけて、ストレスフリーな生活を目指しましょう。
・キャリーカートやリュックの活用
・まとめ買い・買い物頻度の調整
・移動時間の事前確認
・移動中の時間活用(読書・音楽など)

私の場合は移動中に英語を勉強してます。
隙間時間にやると集中力も上がって一石二鳥!!
クルマがない生活へスムーズに移行する手順
車を手放す前に、まずは1週間や1ヶ月など期間を決めて「車なし生活」を試してみましょう。
その間に不便を感じた場面や必要なサービスをリストアップし、代替手段を探します。
必要に応じてカーシェアやレンタカーの会員登録、公共交通機関のルート確認などを行い、徐々に生活をシフトしていくのがコツです。
無理なく段階的に移行することで、ストレスなく新しい生活に慣れることができます。
・お試し期間を設けてみる
・不便な場面をリストアップ
・代替サービスの登録・確認
・段階的に生活をシフト
まとめ
地方に住んでいて、一般的には車が必要と言われる我が家ですが、車がなくても快適に生活できています。
車を手放したことで得られた大きなメリットは3つ
・子供との時間が増えた
・経済的に楽になった
・精神的な自由を手に入れた
多少の不便は感じますが、見返りが大きいので今後車を所有する事はないと思います。
車があることが当たり前になっている方は新しい世界のドアを開いてみませんか?