こんにちは、ミルです。
「子供に挨拶だけは、出来るようにさせている」
この言葉を聞くたびに、肩身が狭い気持ちになります。
我が家の子供は挨拶が苦手なんです。
そもそも、なぜ挨拶が必要なのでしょうか?
挨拶の効果
・人間関係の足がかりになる
・良い印象を与えられる
・緊張をやわらげられる
・承認欲求を満たす
日常生活、学校、会社で果たす挨拶の役割は大きく、挨拶をするメリットはあっても、挨拶をするデメリットはない。
むしろ挨拶をしないことのデメリットは多いです。
•上司であれば挨拶をしないと威圧感を与える
•部下、同僚、友達でも挨拶をしないと「生意気」や「嫌なやつ」というレッテルを貼られやすい
事実、挨拶をしないというのは人間関係や仕事の効率に大きく影響し、情報共有や連携がうまくいかないため思わぬトラブルを生むこともあります。
私はこれまで挨拶なんて、やって当然・やられて当然だったので挨拶が苦手な人がいるなんて考えたこともありませんでした。
自閉スペクトラム(ASD)注意欠陥・多動(ADHD)の人は挨拶が苦手?
我が家の子供たちはADHDで挨拶が苦手です。
学校で友達が、「バイバーイ!」「〇〇ちゃん」と声をかけてくれても、挨拶を返しません。
これには子供の発達障害の特性が表れていて
・相手の気持ちや空気を読むことが苦手
・自分の気持ちを伝える事が苦手
・曖昧な表現が苦手
このような理由で無視しているような態度をとってしまいます。
うちの子供たちは挨拶を返すときの反応が
•挨拶されると下を向いてしまう
•言葉がとても小さく、相手に言葉が届かない
•動きがぎこちなくなる
このように反応してしまうので無視しているようにみえてしまいます。
発達障害の特性があることをわかっていても、「友達が挨拶してるんだから、返事しなよ!」と子供に言ってしまう事がよくあり、あとで話を聞くと子供も「返事をしたいと思っているけどできない」と悩んでいます。
子供自身も、私たちと同じように挨拶を出来るようになりたい、出来るようになってほしいと思っています。
挨拶が苦手な子がいる事を知って欲しい
「子供に挨拶だけは出来るようにさせている」と言っている人は、挨拶しない人に対して厳しいことが多い。
「〇〇は甘えて育てられている」「子供が挨拶できないのは親のしつけのせいだ」と言う人もいます。
私も子供にADHD・ASDの特性がなかったら同じことを言っていたと思います。
挨拶が苦手な子は、その場に応じた対応が苦手なことが多いので、もしかしたらフリーズしているだけかもしれません。
本人は挨拶を返したいけど、うまく出来ないだけかもしれません。
相手を注意深く見てあげると、何か反応をしようとしているかもしれません。
私は子供が挨拶が出来ないと知るまで、挨拶ができない子供の存在を知りませんでした。
我が家の子供たちは、同年代の子供のようにできない事がたくさんあります。でも、それを補う魅力にあふれています。
できないことは少し頑張って、魅力の部分が伸ばせるようにサポートしてあげたいです