
SBDのパワーベルト使いたいんだけど初心者が使ってたら笑われるかな?

全然!本気でトレーニングしようと思ってるなら早めに買うのがオススメだよ!
筋トレガチ勢のトレーニーやパワーリフティングの大会でも使用されるSBDパワーベルト。
筋トレ初心者が巻いてたら笑われないかな?と不安になるアイテムですが、勇気を出して巻いてみてください!
一度SBDのパワーベルトを使ってトレーニングする事に慣れてしまったらもう他のベルトには戻れなくなりますよ!
この記事でわかること
- SBDのパワーベルトをオススメする理由
- SBDパワーベルトのデメリット
- トレーニングベルトの必要性と効果
今回は約5年間SBDパワーベルトを使用し、BIG3のトータルが470kgまで伸びた私が、SBDパワーベルトの魅力をまとめていきたいと思います。
目次
SBDパワーベルトをオススメする3つの理由
取り付け・取り外しが簡単
SBDパワーベルトはワンタッチで簡単に取り付け、外しができます。
その理由はレバーアクションの機能にあります。

爪の部分を引っ掛けてフタをするだけで固定完了。きつく巻きたい時は取り付ける穴を変えるだけ。

レバーアクションが快適すぎて、ピンをさすタイプには戻れなくなります。
スクワットやデッドリフト後の呼吸が苦しい時に、ワンタッチで解除する事ができるというのは大きなポイント!
抜群のホールド力
ベルトの背面を見るとわかりますが、前面から後面まで前周が同じ幅になっており、厚みが1.3センチあるので高重量でも安心して持つ事ができます。
固定力は抜群で、200キロ以上でスクワットするような選手もこのベルトを使っています。

使っていくうちに背面が体の曲線に合わせて馴染んでいくので、自分のベルトを育ててるという感覚があります。

ピンの穴は合計9個あります。
私は身長180㎝ 体重75キロ
・デッドリフト 4番目
・スクワット 5番目
妻は168センチ 体重51キロ

穴の位置は9番目でピッタリでした。
ベルトを買い替える必要がなくなる
SBDのベルトを買えば、ベルトを買い換える必要がなくなります。
「初心者が巻くのは恥ずかしい!」という気持ちが最初はありますが、使用重量が上がっていくうちに、このベルトに最終的に行き着く人も多いのではないでしょうか?
SBDのベルトは質の高いトレーニングのサポートをしてくれます。
中途半端なものを買ってしまっても結局また買い換える事になるので、本気でトレーニングを始めようと思っている方は初めからSBDのパワーベルトを購入する事をオススメします!
私は5年間使っていますが、これまで特に問題もないですし、使っていくうちに体に馴染んでいくのでどんどん使いやすくなってくるので最高です!

なるほどー、結局買い換える事になるなら初めから良いものを買った方がいいよね。
SBDパワーリフティングベルトのデメリット
持ち運びに不便

重い。硬い。デカい。ベルトの幅と硬さがあるので、丸めても普通のベルトのようにぺちゃんこにはなりません。
バックには入りますが、半分はベルトが占めてしまいます。
そのため、歩きや自転車でトレーニング場に通う場合は少し持ち運びが不便になってしまいますが、車で持ち運ぶにはさほど不便はないでしょう。
ロッカーを契約できるジムであれば、持ち運びの必要がないのでデメリットになりません。
使い始めは硬くて痛い

ホールド力が強すぎてスクワットの時に肋骨を痛める人がいます。
私も最初肋骨を痛めてしまいました。
ベルトは使っていくうちに体のラインに沿って馴染んでいくので、「自分のベルトを育てる」というイメージでたくさん使用して育てていきましょう!
値段が高い

SBDベルト最大のネックは「値段」が高いこと。

ベルトに4万円はちょっと…高ぇ…
ベルトが高すぎるので考えてしまうのが
・本当に4万円出す価値があるのか?
・こんなにいいベルトを買ってちゃんと筋トレにハマるのか?
・自分に使いこなせるのか?
・不具合とか大丈夫?
結論
5年が経過した今も何の不具合もなく、SBDのベルトを買ったことでトレーニングの質が向上し、筋トレがますます楽しくなりました。
高重量でトレーニングする時は、少しでも不安があると集中する事ができません。SBDのベルトなら不安を解消してくれるのでしっかり筋トレに集中できます。私はもうこのベルト無しでは高重量を扱う事ができません。

値段が高いので、私も妻にこのベルトを買う事を伝える時は緊張しました(^^;;
でも、「一生モノ」だと思えば高い買い物ではないと思います!
トレーニングベルトの必要性と効果

スクワットで高重量を扱う際に、トレーニングベルトを適切に使用すると安全性を高めることができます。
ベルトを使うと筋肉から脊柱にかけられる圧力を高めることができ、脊柱を守ることにつながります。ベルトは腹部の筋肉をより収縮させ脊柱への圧力を高めます。

ベルトを巻くと安全なのはわかったけど、ベルトを巻いたら「体幹が鍛えられず、そこがボトルネックになって弱くなる」という話を聞くんだけど、どうなの?

ベルトを巻いても体幹はちゃんと鍛えられているよ!その説明を見てみよう!
最近は、ベルトを使うと体幹を鍛えることができず、体幹の筋力が落ちることになると言われることがよくありますが、そんなことはありません。素人には理解しにくいことで、指導者であっても非常に大きな重量を扱った経験のない人間には分からないことですが、人の身体をくまなく見回しても、270kgを背中に担いだスクワットの最中に緊張が解ける筋肉など一つもありません。そして、このことは特に脊柱を安定させるために働く筋肉に当てはまります。ベルトと付けたからといって体幹は寝ていてもいいということはないのです。実際にはベルトがもたらす抵抗があることで腹筋群の収縮が強くなるのです。スクワットにおいては、体幹が引き締まって安定しているほど高重量を支えることができるので、ベルトを使うと安全により大きな重量を扱うことができるようになるのです。
そしてスクワットで可動域を同じように使って扱える重量が増えると、仕事量が増える事になり、筋力を伸ばす事につながるのです。
Mark Rippetoe(2005) 「Basic Barbell Training 第3版」P60、61
ベルトを使うと事によりアイソメトリック効果が筋肉群を鍛え、より強い腹筋を作ることができるようになります。それに加え脊柱の安定が高重量のスクワットを可能にするのです。

アイソメトリック効果とは、筋トレの一種であるアイソメットトレーニングによって得られる効果のこと。
アイソメトリックトレーニングとは、筋肉の長さを変えずに一定の負荷をかけ続けるトレーニングのことで、別名『静的トレーニング』といわれています。
アイソリックトレーニングには
・プランク:腕立て伏せの姿勢や、うつ伏せで前腕、肘、つま先だけをキープする姿勢
・ウォールシット:壁に背中をつけて空気椅子の姿勢でキープ
などがある。
スクワットの安定性と効果を高めるには、脊柱にかかる圧力を高めることが必要になる。ベルトは体の感覚にフィードバックを送り、腹部の筋肉をより強く収縮させ脊柱への圧力を高める。ベルトの抵抗に対して押し返すことで、腹部の筋肉がより強く収縮する。ベルトが容積を制限することで胸腔と腹腔内の圧力が高まる。
Mark Rippetoe(2005) 「Basic Barbell Training 第3版」P60、61
どんなベルトがいいのか?
SBDのトレーニングベルトは前週の幅が一定でありベルトの幅、厚みと高重量を扱えるベルトになっています。
まともに作られたベルトは端から端まで同じ幅をしています。通常は10㎝です。安く買えるまがい物のベルトが何百万本と製造されてきました。前は幅が5センチで、5㎝のバックルがついており、背中側の幅が10〜15㎝程度に広がるベルトは、そもそもベルトがどういう働きをするのかを理解していない人間が作ったものです。ベルトが正しく機能するためには、ベルトを巻く身体の外周全体に作用しなければなりません。
Mark Rippetoe(2005) 「Basic Barbell Training 第3版」P60、61
ベルトの幅は10㎝が最大となっていますが、低身長やウエストが短い人は7.5㎝幅のベルトを使用したほうがいい場合もあります。自分の体に合ったモノを選びましょう。
私もトレーニングを始めた頃はゴールドジムのベルトを使用していましたが、高重量でスクワットをする時に不安が出てくるのは間違いないと思います。
ゴールドジムトレーニングベルトのメリット
- 値段が安い
- サイズ展開が豊富で自分にあったものを選べる
- ホールド力がある
- 小さくまとめられて、軽い
ゴールドジムトレーニングベルトのデメリット
- ピン差し込み式なので、息が上がっている時の着脱が大変
- 高重量になるとホールド力に不安が出てくる
- ベルトの前面が細いので腹圧がかけにくい
トレーニングベルトをつけるタイミング

トレーニングベルトはアップの段階からつけるようにしましょう。
軽いアップが終わり、最後のアップ〜メインセットに入る前につける人も多いと思いますが、基本的には一日で最大重量のものを担ぐ時に新しいことをやるのはオススメできません。
メインセットでは「ベルトに注意を奪われないよう」に、「動作のパターンが変わらないよう」にウォームアップでもベルトを装着しスムーズにメインセットに移れるようにしましょう。
トレーニングベルトの位置

トレーニングベルトはただ巻けばいいというものではないので注意しましょう。ベルトが効果を発揮するためには正しい位置に装着する必要があります。
ベルトの位置がおかしいと、スクワットの邪魔になるだけでなく注意力が散漫になり怪我の原因にもなりかねません。
【正しいベルトの位置を見つける方法】
- お腹のくびれている所で「心地がいい」くらいまで締める
- スクワットのスタンスをとって一番下のボトムの位置までしゃがむ
- ベルトが自然と効果的な位置に落ち着く
- お腹周りに少し圧力がかかるところまで締め込む
この作業はバーベルを担いだ状態でもできます。高重量に移行する前に調整をしましょう。
まとめ
SBDのトレーニングベルトは高価ではありますが、一生物のベルトとして使用できます。
トレーニングベルトはスクワットだけに限らず様々なトレーニングで使用することができます。
安全に、効果的にトレーニングをしたいと思っている方は、ぜひSBDのトレーニングベルトを試してみてください。
きっと違いに驚くと思います!