禁酒をして人生が変わりました。
現在お酒を飲まなくなり5年が経過し、毎日趣味である筋トレや英語の勉強を行い、充実した日々を送っています。
そんな私ですが、以前は平日でも毎晩記憶が飛ぶほど酒を飲んでいました。酒の飲み方も空きっ腹で飲むのが好きだったので仕事から帰ったらすぐに酒を飲み始めて、さんざん酔っ払った後にご飯を食べる。
週末になると家族で出かけても、夕方になると外出先で酒を飲みたくなり、外食に行く前は酒を飲んでいないともったいないと感じるようにさえなっている始末。
誰に聞かれている訳でもないのに、「今日は仕事を頑張ったから」「今日は〇〇でめでたいから」などと、罪悪感を紛らわすために自分自身に言い訳をしながら飲む毎日。
はじめはビールを飲んでいましたが、そのうちすぐに酔えるストロング系酎ハイに変わり、『美味しいから飲む』ではなく『酔っ払いたいから飲む』という感じになってきていて、完全にアルコール依存症予備軍だったと思います。
そんな私がお酒をやめたことで気づいたことを解説していきます。
この記事でわかること
- 酒をやめると太りにくい体が手に入る
- 酒をやめると自分の時間が増える
- 「酒は人生で必要ない」という考え方
目次
禁酒をして変わった事
痩せて筋肉質になった
禁酒前:体重81キロ

禁酒後:68キロ

私は禁酒をして3ヶ月で13キロ体重を落とし、筋肉質な体を手にいれる事ができました。
禁酒をする前、「お前はよく運動をするけど、だらしない体をしている」とよく友達に言われていました。認めたくない私は「いやいや、そんなことない!ランニングもしてるし、筋トレもしている!」と苦しい反論をしていました。
でも、自分では気付いています。ランニングや筋トレをやっても脂肪が落ちないし、筋肉がついている様子もない。手足は細いのに、お腹はブヨブヨという情けない体。しかし、当時はなぜ運動しているのに体が変わらないのか、全くわからなかったんです。
運動しても体が変わらなかった原因、それはアルコールだったんです。なぜ禁酒がダイエットに効果的なのか、その理由から見ていきましょう。
お酒によるカロリーを減らすことができる
禁酒により、お酒のカロリー摂取がなくなります。
ダイエットの基本は摂取カロリー>消費カロリーですが、お酒にはどれくらいのカロリーが含まれているのでしょうか?
代表的なアルコール飲料のカロリーの一覧はこちら
https://www.mext.go.jp/index.htm
お酒の種類 エネルギー(100gあたり) ビール 40kcal 発泡酒 45Kcal ワイン 73kcal 日本酒(純米酒) 103Kcal ウィスキー・ブランデー 237Kcal 梅酒 156Kcal 焼酎(乙類) 146Kcal 焼酎(甲類) 206Kcal 文部科学省「食品データベース」
500ml缶1本のカロリーは約200Kcal。ご飯茶碗1杯分が234Kcalなので結構なカロリーになります。
私はビールの500ml缶を毎日3本飲んでおり、お酒だけでも摂取カロリーはビール500ml ×3本=600Kcal摂取していました。ご飯はお腹いっぱいになると食べれなくなりますが、ビールはどんどん飲んでしまえるんですよね。
続いて、体重別の運動消費カロリー
https://www.tanita.co.jp/
体重別消費エネルギー量(kcal) 行動 1回あたりの時間(分) メッツ 45㎏ 50㎏ 60㎏ 70㎏ 80㎏ ジョギング 20 7 105 117 140 163 187 ゴルフ(手引きカートを使って) 30 3.5 79 88 105 123 140 卓球 30 4 90 100 120 140 160 テニス 30 7.3 164 183 219 256 292 野球 30 5 113 125 150 175 200 サッカー 45 7 236 263 315 368 420 水泳(ゆっくりとした平泳ぎ) 10 5.3 40 44 53 62 71 水泳クロール、ふつうの速さ、
46m/分未満)10 8.3 62 69 83 97 111 水泳(ゆっくりとした背泳) 10 4.8 36 40 48 56 64 水泳(クロール、はやい、69m/分)
バタフライ記載なし10 10 75 83 100 117 133 サーフィン 30 5 113 125 150 175 200 スキー 30 7 158 175 210 245 280 スケート 30 7 158 175 210 245 280 柔道 30 10.3 232 258 309 361 412 太極拳 30 3 68 75 90 105
70キロの人が20分ランニングして消費カロリーは163Kcal。
1時間ランニングすると489kcal消費されますが、ビールを3本飲んでいるため消費できなかった111Kcalは体に蓄積されていきます。
まぁ、そもそも毎日1時間ランニングすること自体が現実的ではないので、飲んだ分だけ太るということになります。
食べ過ぎを抑えられる
過食を抑えられることも、禁酒することで得られる減量効果の一つです。
お酒を飲んでいると、つい食べすぎていることはありませんか?アルコールは満腹中枢を麻痺させるので、お腹がいっぱいの状態でも満たされなくなってしまいます。
普段節制している方でも、アルコールが入ると「普段節制してるから、今日はいいかな」と、ついつい食べすぎてしまう。
また、お酒を飲んでいる時は、薄味のものよりも濃い味のものが食べたくなります。濃い味の食べ物には高カロリーのものが多いので、余計にカロリーを摂取する原因となってしまうのです。
禁酒するとアルコールにリズムを崩されることなく、食事を管理することができるのでダイエットの成功率を高めてくれます。

お酒を飲んだ後は食欲のブレーキがぶっ壊れているので、ご飯を食べた後にチョコレートを食べながら、ビールを飲むような生活をしていました。
肝臓への負担が減少する
禁酒により肝臓への負担を軽減させることも、ダイエットに効果的です。
肝臓は体を構成するタンパク質をアミノ酸から合成したり、栄養を体内で加工・貯蔵、アルコールなどの有害物質や脂肪を分解する働きを持っています。
大事なことなのでもう一度言います「肝臓は脂肪を分解する働きを持っている」
そうなんです!肝臓は脂肪を分解する働きを持っています。
肝臓は脂肪を分解する働きを持っているのですが、アルコールなどの有害物質が体内に入るとアルコールを分解する方に力を注いでしまい、脂肪の分解に力を注げなくなってしまうんです。
そうなると結果的に脂肪をため込みやすくなり、肥満につながってしまいます。
禁酒をすれば今までアルコールの分解に力を注いでいた肝臓の働きを、脂肪の分解に注力できるようになるので痩せやすく、太りにくい体になります。
中年になるとビール腹になる
中年になるとビール腹になる理由は以下の通り
- アルコール飲むと脂肪を分解する力が、アルコールを分解するために力を使ってしまう
- お酒を飲んで自制心がなくなり食べ過ぎてしまう
- お酒を飲むと濃い味の物が食べたくなり、高カロリーのものに手を出してしまう
- お酒を飲むとアルコールを分解するために、タンパク質も使ってしまう
歳だからビール腹はしょうがないと諦めずに、酒をやめましょう!劇的に変化します!!
充実した時間を過ごせるようになる

禁酒をして充実した時間をすごせるようになりました。私は酒を飲みながら、本を読んだり、映画、アニメを見るのが好きだったんですが、飲みながら読んでいた本、映画の内容は終わった後何も覚えていません。
お酒を飲みながら読んだり、見たりしていたものはただ眺めていただけで、時間を浪費していただけでした。
また、「今日こそは英語を勉強しよう!」と思っても、お酒を飲んだ瞬間に「明日でいいかな」と決断が鈍ってしまい結局やらなくなっていました。
禁酒をしてからは、お酒を飲んでいた時間に筋トレをし、英語の勉強をするようになりました。もしお酒をやめていなければ、今書いているブログを始めようなんて思うこともなかったでしょう。
禁酒を始めてすぐのうちは、『お酒を飲まない夜の過ごし方がわからない』『お酒がないと何か物足りない』と戸惑うこともあると思いますが、大丈夫です。新しい時間の過ごし方をすぐに見つけることができます。
有意義な時間は夜だけでなく、朝にも訪れます。お酒を飲んでいた頃は、朝になっても酒が残っているため、目覚めた時からすでに調子が悪い。
しかし、酒を飲んでいない次の日の朝というのは、とても気持ちがよく、頭がスッキリして最高のパフォーマンスを出せるようになります。
禁酒をすると夜だけでなく、朝から充実した1日に変えてくれます。
酒に振り回されなくなった

以前は『お酒を飲めないからイライラする』『お酒が飲めない状況がもったいない』という考えに取り憑かれていました。
・夕方になるとお酒が飲みたくなってきて、外出先でも「あー、早く家に帰ってお酒飲みたい」とイライラ。
・外食に行く前は「先に酒を飲んで外食に行かないともったいない」と思っていたので、運転を妻に任せて出発前に自分だけ飲む。
・誕生日、忘年会、正月などお祝いの時は「こんなお祝いの時に酒を飲まないのはもったいない」と飲む。
また、お酒のストックが家にないと不安になり、しょっちゅうコンビニやスーパーに買い物に行っていました。
いつでも酒を飲む理由を探しており、物事を考える物差しが『お酒』になっていたのです。
肌が綺麗になって顔つきが変わる

禁酒をして明らかに改善したことがあります。
それは「顔のむくみ」・「乾燥肌」・「肌の赤み」・「肌荒れ」すべて改善し、肌がキレイになりました。
顔のむくみがなくなる
体は60%の水分で構成されており、体の水分のバランスが崩れてしまうと、細胞の間に水分がたまり「むくみ」となります。
アルコールを摂取すると血管の中が脱水状態となり、血液の濃度が上がります。これを薄めるために血管に水分をためこもうとし、その結果むくんでしまうのです。
また、お酒に合うのが塩分の多いおつまみ。塩分の多い物を食べると、体の塩分濃度を薄めようとして余計にむくみます。寝酒をした時や、宴会で飲みすぎてしまった次の日に顔がパンパンになっているのは、むくんでいる可能性が高いでしょう。
禁酒をした現在、アルコールやおつまみの塩分によるむくみがないので、朝から「顔がむくんで顔が2倍くらいになってそうだ」ということがなくなりました。おつまみやシメの食事を食べることもなくなったので、体重が10㎏落ちて小顔になる事にも成功しました。
肌荒れが改善される
お酒には、ビール・サワー・日本酒など糖分をたくさん含んでいるいるものがたくさん!またお酒のおつまみでは脂っこいものが美味しい!
肌荒れの原因は消化しきれなかった糖分が脂質となり、体内に蓄積。この脂質が皮脂の原料となり、皮脂の分泌量が増加。
毛穴に詰まりやすくなると、ニキビのや肌荒れの原因となります。
またお酒が弱い人はアルコールを飲むと顔が赤くなります。これはアルコールが組織細胞を炎症させている状態ですが、この炎症している状態が続くと、お酒を飲んでいなくても『顔が赤い状態』が続いてしまう場合があります。

私はお酒をやめたことで、長年の悩みだったニキビができなくなりました。
乾燥肌が改善する
アルコールを飲むと肝臓でアセトアルデヒドに分解されますが、この時に大量の水分が必要になります。ここで体の水分も失われると同時に、アルコールの利尿作用により水分が体から排出れることが乾燥肌の原因となります。
禁酒をして、保湿や適量の水分補給を心がけると、肌の潤いが復活し、ハリのある綺麗な肌を目指すことができます。
また、今までアルコールを分解するために使われていた栄養素が、肌に作用するようになります。ビタミン、ミネラル、亜鉛などの栄養素が肌に届くようになるので肌が健康的になります。
禁酒するためにやったこと
空腹の時間を作らない

私はお腹が空いた時にアルコールを飲みたい欲求が最高になっていました。逆にお腹がいっぱいだと、アルコールが飲めなかったので空腹の時間をなるべく減らすようにしました。
お酒を飲まないことが最初辛かったのでこの時に定めたルールがあります。それは
「最大限に自分を甘やかす」
お菓子、インスタントラーメン、ジュースなど普段節制していたものを暴飲暴食していました。
健康のことや太ることを気にしないで好きなだけ食べて飲む。そのかわりアルコールは飲まない。少しお腹が空いたと感じたらシュークリームやクレープを食べる。これくらいの対価がないと、『アルコールを飲まない』ということを続けられなかったんです。
1週間位ずっと好きなものを食べて、好きなものを飲んでという生活を続けて、だんだんとアルコールと距離を置けるようになっていきました。
私のアルコールから距離を置くための鍵は『空腹にならない』というのが一番効果的でした。
筋トレをする

私がお酒を飲む理由の一つにストレス発散と不安感の解消がありました。
「今日も仕事が大変だったから酒を飲んでストレス発散だ!」、「明日仕事に行くのが不安だから酒を飲んで忘れよう」という理由で飲んでいました。
しかし、お酒を飲むことで一時的には嫌なことや不安に感じることを忘れられますが、根本的な解決にはなりませんでした。
次の日の朝になると不安感は解消できておらず、顔もむくんでいるので、飲みすぎてしまったことに対する自己嫌悪のオマケもついてきます。
根本的な不安感やストレス発散を解消したい場合は運動が一番効果的です。ウォーキング、ランニングなど体を軽く体を動かすだけでもストレス発散になります。
私が一番ストレス発散でオススメできるのが『筋トレ』です。
筋トレをしている間は余計なことを考える余裕がなく、『幸せホルモン』や『快感物質』であるドーパミンなどさまざまなホルモンが分泌されているので、トレーニング後は頭がスッキリして、不安や不満に感じていたことも解消しているでしょう。
まとめ
禁酒をすると人生を変える事ができます。
禁酒で得られた効果は4つ
- 痩せて筋肉質になる
- 充実した時間を過ごせるようになる
- 酒に振り回されなくなった
- 肌が綺麗になり若返った
お酒をやめることはメリットだらけです。
禁酒を考えている方は、同時に筋トレを始めてみるのもおすすめです。ストレス発散にもなり、自己肯定感も上がります。
禁酒と筋トレで引き締まった身体を目指しましょう。